腕時計の動力には、大きく分類して電池で動くクォーツと、振動で自動的にゼンマイが巻き上がる機械式(自動巻き/オートマチック)があります。

レディースやスポーツタイプの腕時計は電池で動くクォーツが多く、本格的なメンズの腕時計は機械式のオートマチックが主流となっていますが、それは一体なぜでしょうか?

こちらでは、それぞれの特徴について紹介します。

 


 

クォーツ時計

 

日本の腕時計の主流であるクォーツは、腕時計の生産国として有名なスイスでもその技術を活かして多くの腕時計が作られています。

クォーツと機械式の見分け方は、秒針の動き方や音を聞くと分かります。クォーツは秒針が1秒毎に進むのが特徴で、耳に当てると「カチ、カチ」と音がします。

通常クォーツには2~3年寿命の電池が使用されており、定期的な電池交換が欠かせません。

中には10年電池のタイプや、ソーラーバッテリーを使用しているクォーツ時計も出回っています。

クォーツ時計は低価格の時計でも時間を刻む精度が高く、耐衝撃性に優れているのが特徴です。

 


 

機械式時計(自動巻き/オートマチック)

 

ゼンマイで動く時計を機械式時計と呼びます。機械式時計には、腕の動きや振動で自動的にゼンマイが巻き上がる自動巻き時計(オートマチック)と、毎日ゼンマイを巻く必要のある手巻き時計(マニュアル)の2種類があります。

オートマチックの時計は、秒針がスーッっと動き、耳に当てると「チチチ」とクォーツよりも早く大きい音が聞こえるのが特徴です。

 

機械式時計は、ゼンマイが巻き上げられていない状態ですと完全に止まってしまうため、自動巻きの時計も2日ほど置いたままにしていると針が止まります。

また、とても繊細な時計なため取り扱いには注意が必要です。

 

精度や耐衝撃性に関してもクォーツには到底及びません。しかし、そこが愛着のわくところでもあり、人気を集めている理由でもあります。

機械式時計は、パーツが流通していれば民間の時計修理業者でも対応が可能なため、メンテナンスを行いながら数十年は使い続けることができます。

そのため、高級なブランド時計を親子2代に渡って使用する方も多いようです。

 

このようにクォーツ時計と機械式時計は、それぞれの特性による長所と短所がありますので、ぜひご自身の好みに合わせて楽しんで下さい。

 


 

当社では、メンズやレディースのブランド腕時計を多数取り扱っております。時間は携帯電話で確認できるようになった近年では、ブランドの腕時計は趣味の世界といってもいいでしょう。素敵なデザインのブランド時計を揃えておりますので、男性から女性へ、または女性から男性への贈り物としてもお役立て下さい。

 

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