時を知るための道具として日常で欠かすことができない時計。そんな時計には置時計や壁掛け時計などもありますが、最も身近に触れる機会の多いのが腕時計です。
こちらではどうやって腕時計が生み出されたのか、腕時計の歴史についてご紹介します。
時間から時計になるまで
そもそも時間はどうやって発見されたのでしょうか。
古代の人類は天体の変化や季節の移り変わりなどで時間の概念を発見しました。
時間を発見した人類は次に、時間を計測する方法を考えるようになります。
当初、時間の概念とその測定は、占星術の追求によって発展がもたらされました。
現在使われている六十進法の時間単位は紀元前約2000年にシュメールで発明されました。
また、1日を12時間2組に分けたのは古代エジプト人の功績です。
人類で初めて作られたのは日時計であり、古代エジプトで使用されていました。
しかし、日時計にはいくつか欠点もあったために水や砂、火など様々な素材を用いた時計が次々に作られていきます。
その後しばらく経って、中国で現在の機械式時計の原型が誕生しました。
ザ・チャイニーズ・タイムキーパーのオーナーである エイドリアン・シュー氏によると、世界で最初の機械式時計は、中国の科学者蘇頌(スー・ソン)が、1088年頃に建立した開封の天文時計台ということです。
腕時計の誕生
腕時計が誕生したのは18世紀終盤から19世紀初頭といわれています。
当初は時を知るための道具というよりも、女性の装身具やブレスレットのような認識で、単なるファッション感覚で身につけられていました。
そんな腕時計の実用性を高めたのが当時の軍隊です。
当時の主流であった懐中時計は、ポケットから取り出して確認する必要があったため、機敏性や迅速性が要求される軍隊には不向きでした。
懐中時計の代用品として腕時計の需要が高まると19世紀後半には軍隊に腕時計が採用され、男性用腕時計の誕生にも繋がることとなります。
当時の男性用腕時計は懐中時計のリューズ位置を横に変え、革ベルトに固定したもので、これこそが私たちが使用している腕時計のルーツといえます。
現在の腕時計
現在、腕時計には数多くのブランドが誕生し、いまなお増え続けています。
アーティア のオーナーであるイヴァン・アルパ氏によると、腕時計のブランドは、スイス国内だけで800以上、全世界では3000以上あるそうです。
それらのブランドから、毎年多くの新作モデルが発表されています。そのデザインは、華奢で女性らしいものや、頑丈で男性らしいもの、機能が充実しているものなど本当に多種多様です。
そのため私達は、以前よりも自分の好みやこだわりをもって腕時計を選ぶことができるようになりました。
当社はスイス高級腕時計ブランドや、パリ発のファッションブランド「ガルティスコピオ」のラグジュアリーな腕時計など、様々なブランド時計を取り扱っております。メンズ、レディース共にお気に入りの腕時計をお探しいただけます。