芸術と職人技が出会い、本物の美がクリエイトされるのはどこなのでしょうか?それは至高の腕時計が創造されるところ - アーティア (ArtyA)のCEOで時計デザイナーのイヴァン・アルパ(Yvan Arpa)とマスター・エングレイバー ブラム・ラモン(Bram Ramon)とのコラボレーション。

 

アーティアのユニークピース「ゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨン」は、本当に目を癒してくれます。ダイアルとベゼルの作業だけで200時間以上を費やしています!! この工程の全容は YouTube で見ることができます。

 

 

完全に調和するまで、ボードに描き直しを重ねてきたアイディアからすべてのことは始まります。ブラムのほとんど全ての創作同様、彼はネオ・ルネッサンス様式の装飾のために、個人的な感覚で19世紀の北欧様式へとさかのぼりました。トゥールビヨンケージの周りやゴールデンドラゴンのフレームに、最高にエレガントなシンメトリカル装飾が見られます。

 

ネオ・ルネッサンス様式

ブラム・ラモンによるネオ・ルネッサンス様式のスケッチ

 

いったんダイアルの描写に作業が移ると、実際に彫金にとりかかります。まず、背景が深くきれいに切り取られ、それから、ハイエンドな彫金の世界で最も困難で時間がかかる技法のひとつで知られる3-D彫金をスタート、それは立体顕微鏡の下での作業となります。ドラゴンの彫金用にフラットな金板を用意、それをカットし、小さなチゼルで完全に彫刻した後、彼は装飾フレームにドラゴンをインレイしてダイアルを完了します。ベゼルもまた完全に素手により彫金され、背景には24Kのゴールドがインレイされています。

 

文字盤の彫金

ブラム・ラモンによる文字盤の彫金

 

これはブラムのキャリアで、最も困難で挑戦的な彫刻のひとつででしたが、「世界で最もクールな時計デザイナーの一人イヴァン・アルパと一緒に仕事をすることは本当に素晴らしい。私はアーティアと一緒に航海を続けることが楽しみである。」と彼は語りました。

 

ゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨンの文字盤

ネオルネッサンス様式で彫金が施されたゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨンの文字盤

 

かなり以前より、イヴァンは彼のユニークなトゥールビヨンのひとつにドラゴンのダイアルを切望してましたが、実現には長い年月を待たなければなりませんでした。しかしその結果として、いま我々は各世界の最高のものを提供する欲望を持った2人の男の情熱と職人技によって圧倒されています!

 

Yvan Arpa Bram Ramon

イヴァン・アルパとブラム・ラモン

 

ゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨン 1/1

 

ムーブメント: アーティア フライング・トゥールビヨン 手巻き スイス製 / 19石 / 21,600振動/時 / パワーリザーブ100時間
ケース: 316L ステンレススティール / ブラックPVDコーティング / 直径 44 mm
ガラス: サファイアクリスタル オープンバック
ストラップ: ワニ革(クロコダイル)
防水性能: 3ATM 防水
生産国: スイス
価格: 24,300,000円(税抜)
世界限定 1本

 

ベゼルとダイアルは、マスター・エングレイバー ブラム・ラモンによる19世紀のネオ・ルネッサンス様式の彫金
ケース側面にはカーボンファイバーをインサート

 

アーティアのゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨン

バーゼルワールド2017新作 アーティアのゴールデン・ドラゴン・トゥールビヨン